ご挨拶

ニューノーマル時代のSpecial Educationへ ~すべての学び手を育み、社会につなぐために~

日本特殊教育学会第59回大会を2021年9月18日(土)から20日(月・祝)の3日間、筑波大学が主幹校として、開催させていただくことになりました。今回の大会は「ニューノーマル時代のSpecial Educationへ ~すべての学び手を育み、社会につなぐために~」をテーマといたしました。

今の日本社会は、大震災、異常気象などの自然災害の頻発、人口減少、少子高齢化、地政学的な不安定感など社会不安が増大する一方、ITやAIなどの技術革新、働き方改革をはじめ、持続性・多様性を希求する、長期的な将来像を見据えた価値観の再構築などが急速に進行しています。

はからずも、今回の新型コロナウイルス感染症によるパンデミックは、これらの状況を背景に、社会の価値観を大きく変えうる数百年に一度のきっかけになるかもしれない、といっても過言ではないでしょう。

このような激動の時こそ、未来に続く次世代の子どもたちの学びを守り、育み、その歩みを止めることがあってはなりません。すべての子どもにとって障害などの多様な特性の有無をはじめ、家庭環境や貧困など様々な環境によって、その社会に繋がる道が途切れてしまうことがあってはなりません。これから、私たち一人ひとりが作っていく「ニューノーマルな時代」、この大会を通して私たちは専門家集団として、今できること、これからなすべきことが何かを考えていきたいと思います。

本大会が開催される頃は、つくばの地は蕎麦の花が満開となり、筑波山を背景に何か心揺さぶられる情景が醸し出されます。蕎麦の花の花言葉は「懐かしい想い出、喜びも悲しみも、あなたを救う、幸福。」です。今回はオンラインによる開催ですが、新しい形ならではのメリットを最大限生かした充実した内容を、準備委員会一同準備しています。今の状況が改善し、遠くない次の機会に、つくばにお越しいただける日を楽しみしていただければと存じます。

新しい形で開催する第59回大会に、多くの皆様がご参加くださり、日々の実践や研究に資する大会になることを祈念いたします。

  • 日本特殊教育学会第59回大会 準備委員会
    委員長 竹田 一則(筑波大学)
  • 委員長 竹田 一則 顔写真