ご挨拶

日本特殊教育学会第58回大会を2020年9月19日(土)から21日(月)の3日間、福岡教育大学が主幹校として、福岡国際会議場で開催させていただくことになりました。障害のある方々などの自立や社会参会をめざし、保育、教育、心理、医療、保健、福祉、労働などの関係者からなる基礎と実践両面の研究団体である本学会の開催は、地域にも大きなインパクトを与えると確信しています。開催地である福岡市は、近年成長目覚しく、医療・教育・福祉連携で長い歴史を持ち、ユニバーサル都市福岡として、誰でもが安心し生活できる魅力ある街づくりに努力が続けられています。歴史的に広く海外に開かれ、元寇防塁あと、福岡城址、大濠公園など、歴史を感じさせる場所も多くあります。玄海のお魚は勿論、博多ラーメンやうどん、水炊き、もつ鍋など、多彩なグルメを楽しむことができます。

会場となる福岡国際会議場は、JR博多駅からバスで15分から20分とアクセスも良く、ユニバーサルデザインで設計されています。また福岡空港からJR博多駅までは、地下鉄で10分かからずでアクセスできます。

福岡教育大学は、明治6年に福岡市内に開かれた「学科取調べ所」を起源として、県下の師範学校を統合して、新制大学として全国に多くの教育者を輩出し70年を迎えました。さらに、特別支援教育の全領域を教授できるスタッフがそろっています。特別支援教育センター・障害学生支援センターなどで、学内外の支援と研究も進めています。

今回の大会テーマは、急速な社会の変化に、これからの特別支援教育が、関連職種の方々や当時者や家族のかたと連携し、さらに質の高い研究や実践に繋がることを願って「インクルーシブ教育実現に向けての協働と革新」としました。

大会準備委員会委員長も、教員養成大学勤務の前に、医療に携わった経験があります。共生社会の実現に向け、特別支援教育が、保育・医療・保健・福祉・労働・進化著しいテクノロジー分野の方々や、当事者・家族や保護者の方と連携し、さらに発展するために、ここ福岡の地で、活発な議論が展開されることを願っています。

基調講演は、メンタルクリニックあいりす院長・九州大学医学部臨床教授の吉田敬子先生にお願いしました。先生は、九州大学子どものこころの診療部を立ち上げられ、乳幼児精神医学の日本への導入と発達障害拠点病院の設置に尽力され、研究を実践やシステムに具現化し、「協働と革新」を実践されてきた精神科医です。

近年の特殊教育学会全国大会は3000名を超える方々が集う場になり、ポスター発表や自主シンポジウムの件数も増え、アクセシビリティの工夫も求められています。そのため参加者の皆様には企画費等のご負担を増やす結果となりました。私たちはそれに見合う大会運営につとめ、皆様方にとって刺激的な学びの場となるよう大会準備委員会一同取り組む所存です。皆様方のお越しを心よりお待ちしております。

日本特殊教育学会第58回大会 準備委員会
委員長 納富 恵子(福岡教育大学)