ご挨拶

日本特殊教育学会第57回大会を2019年9月21日(土)から23日(月・祝)にかけて広島で開催させていただくことになりました。広島の地での全国大会の開催は、1977年の第15回大会以来、実に42年ぶりの開催となります。特に、広島大学が現在の東広島市に統合移転してからは、最初の開催となります。東広島市は、広島市の中心部までのアクセスが、JRや高速バスを用いて約1時間という利便性から、近年は県内でも人口増加が大きい都市となっております。また、日本有数の酒所としても知られております。本大会の会場は、その東広島市にある広島大学東広島キャンパスです。メイン会場となる教育学部は、1902年設置の広島高等師範学校を始めとして広島文理科大学・広島師範学校・広島青年師範学校・広島女子高等師範学校の5校を前身とし、1949年の広島大学設置とともに誕生した学部です。

今大会のメインテーマは、「多様な学習者の生涯を支える研究・実践の創造」とさせていただきました。特別記念講演として、国際バカロレア機構インクルーシブ教育カリキュラムマネージャーのJayne Pletser博士から、“Inclusion in an IB education: Empowering schools to develop inclusion”(邦題「国際バカロレア教育におけるインクルージョン:インクルージョンを発展させるための活力ある学校づくり」)という演題でお話しいただき、その後、大和大学教授の落合俊郎氏との対談をお願いしています。また、広島県内の関係者の協力を得て、障害のあるアーティストの文化芸術活動や就労支援などに関するシンポジウムも企画しています。このようなグローバル・ローカルな視点を基にして、特別支援教育の未来を皆様と共に考え、発信する機会となるようにとの願いを込めて、様々な企画を準備します。

近年の特殊教育学会全国大会は3,000名を超える多くの人々が集う場になっています。ポスター発表や自主シンポジウムの件数も増えております。4年ぶりの大学での開催となる本大会では、会場内外のアクセシビリティの向上に工夫を重ね、皆様方にとって有意義な集まりとなるよう準備委員一同心より願いつつ準備させていただく所存です。皆様方のお越しをお待ちしております。

日本特殊教育学会第57回大会準備委員会
委員長 川合紀宗(広島大学)